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2010.11.29
秋のはかなさと強さ
春先の街はなんとなく埃っぽいのに比べて、秋の街は埃っぽくない。そして物寂しいがどこか「りん」としている。
秋には「はかなさ」の持つ強さを感じさせるものがある。
散っていく銀杏の葉。「あと一日頑張って咲くぞ」と言う強さである。花だけが咲くのではない。もみじは葉が「咲いている」のである。もみじは葉が花になるのである。
それぞれの木はその木なりに全盛期を迎え、そして葉は花と同じようにめいっぱい咲き、散っていく。
桜よりも銀杏やもみじの方が強さを感じる。桜は散った後に若葉が出る。その点で桜には夢がある。銀杏にはそれがない。
だからこそそこに「ものの哀れ」を感じさせる。
銀杏だってベストを尽くしている。その銀杏を見ると、私も今年も後残された二ヶ月を頑張ろうと思う。
ラジオ人生相談の加藤諦三先生のコラムから
まだそんなに寒くもなく、
けれど無性に人恋しい切なくなるような季節です。
この季節に素敵なパートナーに出会えたらどんなにいいでしょう!
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