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2011.03.24
絆の大切さ
ある会員さんが
「こんなときに被災された方を思うと不謹慎かもしれませんが、早く家族がほしいと思いました。」とお話されていました。
今回の震災では、直接被害に遭わなかった人もかなり精神的な影響を受けているのではないかと思います。
震災後、具合が悪くなったとか、鬱になったとか色々お話を聞きます。
今までの平穏な生活が一瞬にして根こそぎ奪われる現実を目の当たりにし、言いようもない不安が襲ってくるのではないでしょうか。
家、車、仕事、快適な生活、身の回りに普通にあったお気に入りの雑貨や思い出の品までもが一瞬で無くなってしまう。
平時はそれらで十分に幸せに思える。自由が何より大事と思う。
でも、すべてを失ったとき、「身軽でよかった」とはたして自分は言えるだろうか、いや言えない、と多くの人が気付くのだろうと思います。
結婚して家族を持てば、独り身でいるより苦労が多いのは当たり前。
でも、辛い時、苦しい時ほど、家族が生きる支えになってくれる。震災で家を流されても、家族のために立ち上がることができる。
もし物質的な幸福のみをよりどころにしていたとしたら、それらが奪われた時、何が残るのか・・・。
こんなときこそ家族の絆、人と人との絆が大切なのだと気付かされるのかもしれません。
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