ブログ
2013.09.07
サンクコスト 恋愛
長年この仕事をしていますと色んな相談を受けます。
中には長く付き合ってきたけれど、結婚に至らず・・・このままではいけないと思い、ふんぎりをつけてきましたという方も。
ここに相談に来ることができたという方は幸せに向かって一歩踏み出すことができたということになりますが、
5年や10年と長く付き合っている相手となかなか具体的な結婚話にならないというのに、今更別れるのも・・・と思ってズルズルと付き合ってしまうというケースも多々あります。
お付き合いの期間が長ければ長いほど、情もあり、相手へ執着してしまうという傾向にありますが、これにはもう一つの心理もあるようで。
投資した分、手放せないというサンクコスト効果と言われるものです。
「サンクコスト」とは
「取り返すことのできない、過去の損失」のことを指し、日本語では『埋没費用』と訳されます。そして、過去に費やしてしまった資金や時間、努力などの「損失」を惜しむあまり、他の選択肢があるにも関わらず、その投資を続けてしまうことを、『サンクコスト効果』と呼びます。
会社経営や株などでも、サンクコスト効果が働き、「少しの損失を無駄にしたくないばかりに、もっと大きな損をしてしまった」ということはよくあること。
恋愛でも同じことが言えるようで
長い間、相手に対し、時間や費用、そして何より愛情をたくさん投資してきて、いまさら無駄にしたくないという心理。
どんなに長く付き合っていたとしても、きっぱり別れたほうが、これ以上、傷ついて不幸な時間を過ごす、という新たな損失を増やさなくて済むということがあります。
それに断捨離でいうところのスペースを空けないと次の幸せ(相手)も入ってこない という考え方もあります。
ただ分かっていても、そんなに合理的には割り切れないというのが恋愛の難しいところではありますが
意地や執着だけでは幸せになれない・・・
誰でも幸せになる権利はあるのです。
幸せになっていただきたいですね
恋愛&結婚相談所のエーティ・ベルです
記事カテゴリー