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2014.07.18
ひとりでもさみしくない
ほとんどの方が「このままひとりだとさみしいから結婚したい」とおっしゃるのですが
「ひとりでもさみしくない・・・失敗したくないからお見合いして結婚する」とおっしゃる方がいました
当方の会員さんではないのですが、そんな方もいらっしゃるかと思います
今は、お若いし健康で仕事もあり、特に不安もないのでしょうし、感じ方というのは人それぞれです
”生きることば あなたへ” (著者 瀬戸内寂聴さん) の中から
人は孤独でさみしいのが当たり前なのです。自分がさびしいから人のさびしさもわかる。自分がこんなにさびしいのだから、あの人もきっと人恋しいだろうと思いやったときに、相手に対して同情と共感がうまれ、理解が成り立ち、愛が生まれるのです。
一番自然で幸福な女の一生とはどういうものでしょう。
やはり、年頃に適当な男とめぐりあい、結婚し、愛する夫の子供を何人か産み、途中あれこれ波風あっても、がまんしたりされたりして添いとげ、年老いて、夫が病気で倒れたときは心ゆくまで自分で看病し、あの世に旅立つ時には手を握ってなぐさめてやる。
さてひとりになって、孫に小遣いをねだられたり、子供たちの家をあちこち訪ねたりして、やがて病気になった時は、子供(出来れば嫁でなく自分の娘)に看病され夫のあとを追うー というものなのでしょう。
そんな平凡な人生が女性の幸せだと言っています
寂聴さんは好きではないとおっしゃった会員さんもいらっしゃいましたが
”子宮作家”と言われ波乱万丈な人生を送ったからこそ言える言葉なのかなと思います
結婚して、子供を産み育て、そして添い遂げていく・・・
特に今の時代、晩婚化と少子化も加速している中、平々凡々に生きることは簡単そうで簡単でもないのでしょうが
人生とは、出会いと縁と別れです。出会ってから別れるまでの間に、嬉しいことや悲しいことがあって、それを無事に越えていくことが生きるということなんです
人間は所詮孤独なものではありますが
人を愛する心があって、自分は愛されているという自覚があればしあわせな気持ちになれるのではないでしょうか
それはパートナーに限ったことではありませんが伴侶だとなおさらよいというもの
”今、できることをしておく”というのも生きていく上で大切なことのように思います
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